「季節を彩る花」シリーズの第3回目は「月下美人」の写真です。ちょうど秋の満月の日に咲きました。直径は20cm程で、香りの強い真っ白なサボテン科の花です。見事の一言なのですが蕾から咲き出して萎むまで数時間の命なのです。この花を見る度に、絶世の美人と言われた小野小町の歌を思い出します。「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」桜の花より短いこの花を、もし小野小町が見たら何と歌うものか興味は尽きません。