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2018.02.26 季節を彩る花(その5)

「季節を彩る花」シリーズの第5回目は「小菊」の写真です。本年1月15日に続いて菊を取り上げたのは、故国・古き良き時代への郷愁が漂う日本人の心の花だからでしょうか。『万葉集』には160種近くの植物が登場しますが、菊を詠んだ歌は一首もなく、飛鳥時代・奈良時代の日本に菊がなかったことを暗示しているそうです。ところが、平安時代に入り、『古今和歌集』あたりから盛んに歌にも詠まれるようになったとのことです。浅学非才な筆者には菊の歌が出てきませんが、ご存知の方がおられたら教えて下さい。