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2021.05.17 季節を彩る花(その16)

「季節を彩る花」シリーズの第16回目は「桜」の花びらの写真です。桜は今回で4回目の登場ですが、やはりこの時期は桜抜きでは語れません。かの在原業平が古今和歌集の中で「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と詠んでいます。「本来春はのどかな季節であるのに、人は桜が咲くのを待ち、散るのが気になり落ち着きません。」と言うような意味だそうです。特に今年は、開花予想が始まった1953年以来最も早い開花日を各地で更新しました。新型コロナウイルスの影響で引きこもり生活を続けていると、知らないうちに桜の木の下一面がピンプ色に染まっていたと言う経験をされた方も多かったのでは。来年こそは、咲き始めから満開、そして散り始めと桜を満喫できますことを祈念申し上げます。