弊社主要製品シリーズの第25回目は、「シュウ酸第一スズ」結晶の紹介です。スズ(英: Tin)は、原子番号50の元素で、元素記号は「 Sn」です。これは、ラテン語の「stannum」に由来しているそうです。スズは融点が低く、軟らかく、展延性を有した結晶性の高い白銀色の金属なので、いろいろなところで使われてきました。馴染み深いところでは、鉛との合金である「はんだ」ですが、欧州のRoHS指令により、電子・電気機器への使用が原則として禁止され、今では鉛フリーのはんだが使われるようになりました。しかしながら、スズは依然として主役です。また、銅との合金である青銅も有名で、いろいろな機械部品に現在でも沢山使われています。スズを主成分とする合金であるピューターは、銀食器に次ぐ高級食器に使われており、スズを大量に産出するマレーシアでは、食器や花器等の工芸品が、国を代表する特産品になっています。筆者も、マレーシアのリゾート地に新婚旅行に行った友人からお土産にもらったことがあります。良く冷やしてから、ビールを注ぐと長い間冷たさを保持していたのを思い出しました。