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2017.06.12 季節を彩る花(その1)

春も盛りを過ぎましたが、今回から新しく「季節を彩る花」シリーズを始めます。その第1回目は日本の花の代表である「桜」の百花繚乱写真です。「花咲か爺」の民話のようにパッと咲いてパッと散る「潔さ」が日本人の精神に例えられ、古くから日本人に愛されてきたようです。桜は国花であると思われている方が多いと思いますが、成文法に基づいた国花は日本では指定制定されておらず、法定の国花はありません。しかし、国民に広く親しまれている桜や皇室の家紋に使われる菊が事実上の国花として扱われています。「国花」を 広辞苑でひくと、『その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花』とあります。パスポートの紋章や皇室の象徴が「菊」なので、国家を象徴するという意味では「菊」の印象が強い方も多いかもしれませんが、国民に最も愛されている花という意味では「桜」の方が勝っているのではないでしょうか。その理由は先に述べた「潔さ」の他に、咲く時期の問題があるように思います。別れと出会いの時期であるがゆえに、「桜ソング」は世の中に溢れていますが、「菊ソング」は、あまり聞いたことがありませんね。