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2020.11.09 季節を彩る花(その14)

「季節を彩る花」シリーズの第14回目は「金木犀(キンモクセイ)」の写真です。10月頃に咲く花ですが、花の美しさというよりも、その香りに大きな魅力があります。和名の由来は、この樹皮がサイ(犀)の足に似ているため中国で「木犀」と名付けられたそうです。ギンモクセイの白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立ててキンモクセイと言い、常緑小高木の雌雄異株で、日本で見るこの木は花が咲いていますが雄株だそうです。雌株は冬にクコの実ほどの小さな実を付け、熟すと紫色になり、中国まで行かないと実を見ることはできないとのことです。したがって、日本には雄株しかないため、挿し木で増やすしか方法がないそうです。普段何気なく楽しんでいる木の知られざる事実を垣間見ることが出来ました。